身体の話でとても重要なものが「免疫」です。免疫と一言で言ってもなかなかイメージしにくいかもしれません。簡単に言うと免疫とは、疫(病気)を免れることで、身体が生まれつき持っている病気に抵抗する、病気を癒す能力のことです。

 

もしこの「免疫」が備わっていなかったらどうなるでしょう?病気を引き起こすウイルスや細菌やカビなど、俗に言う「バイ菌」は空気中のいたるところに漂っています。目に見えて分かりませんが、空気中にはたくさんのバイ菌が存在しています。

 

こうしたバイ菌は、口や鼻などから常に体内に侵入してきますが、侵入したからといってすぐに病気になることはありません。それは、身体には外敵から身体を守る能力、いわゆる免疫が備わっているからなのです。つまり、免疫とは「健康な状態を維持しよう」とする力のことで、身体のあちこちで機能しており、いつもいろいろな敵と闘っています。免疫力が十分に働いていれば病気にかかりにくく、たとえ病気になったとしても早く健康な状態に戻れるように力を貸してくれるのです。

 

私たち人間の身体は、約60兆個もの細胞が集まってつくられています。免疫もまた、免疫細胞という専門の細胞の働きによって成り立っているのです。常にバイ菌から身体を守ってくれるこの免疫細胞。実は身体のある部分に多く存在しています。

それは「腸」です。私たちの身体は、口(鼻)から胃、腸から肛門へと続くトンネルのような構造になっています。そのため、腸には口を通じて身体に入る食べ物のほかにも、細菌やウイルスなどのバイ菌、いわゆる病原体が侵入してきます。腸にはそうした病原体の侵入をくい止める大切な役目があるのです。腸は外界からの病原体の侵入をくい止める最大の免疫器官なのです。

 

そこで活躍するのが免疫細胞。免疫細胞全体のなんと約6割が腸内に待機し、侵入してくる敵と戦っています。だからこそ、腸の免疫細胞を活性化することが、免疫力を高めるポイントとなるのです。

 

腸内の免疫細胞を活性化させるために、重要なものが「乳酸菌」です。生まれてすぐは乳酸菌でいっぱいだった人の腸も、成長とともに悪玉菌が増えバランスが崩れていきます。日頃から積極的に乳酸菌を摂取して腸内環境を正常化させ、加齢やストレスで低下する免疫力を高めていきましょう。